詩吟くんのブログ

20代半ばで童貞の僕がアダルトビデオ制作会社に就職しました。普通じゃない日々の発見と驚きをブログで書いていきたいと思います!

「紫陽花を素晴らしい言葉へと昇華しようかと」「へー紫陽花ー」

こんにちは。ここ最近足の強い大粒の雨が「書き入れ時じゃあ」とばかりに続き、梅雨の季節の到来を感じます。

水のカーテンを彩るアジサイの語源は”あじ-集まっている様子・さい-深く青い花が”らしいです。しかし漢字で書くと紫陽花(しょうか)となりますね?

思えば日々で使う様々な言葉は昔の人が歌集などの文献で言い、書き表した表現が定着してひとつの言語へと昇華されたものが多い気がします。新年号の令和も確か万葉集を参考にお決めになられたのでしたね。

それ以外の比較的新しい例でいいますと、中村草田男の詠んだ

万緑の中や 吾子の歯生え初むる

上の句は今まで存在しなかった”万緑”という言葉が、深緑や他の単語とも言い換えられない語そのものの持つ力強さによって、新たに季語として成立した例です。

ですがこういった言葉を「いいなぁ!」と言って広めたのは天よりの神...ではなく文学界の強者であろうので、例えば僕が今日にでも

ゆりかもめ スットコドッコイ 空を飛ぶ

という句を何気なく詠みどこかに寄稿したとして、文学界の強者が「いいなぁ!」と言ったら”スットコドッコイ”という言葉が6月の季語として登録されてしまう可能性があるのです。これは恐ろしいことですよ。

と思ったらその前のゆりかもめがそもそも冬の季語らしいです。季語という席は空いておらず、スットコドッコイは僕でありました。おしまい

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