午後ティーが燃えたのは多分レッテル貼りのせい
おはようございます、詩吟くんです。
キリンの午後ティーが燃えましたね。
女性蔑視だったり顧客を馬鹿にしたみたいなこと言われてました。
自分心理学が好きなものでして、こういった話題にはすぐ飛びついてしまいます。大変興味がありますね。
○○女子みたいなのを揶揄したイラスト自体は今までもたまに見かけましたね。僕は真っ先にサブカルクソ女タヒねbotを思い出しました。あれはすごかった、クソ女の黄ばんだ歯をへし折って繋げてネックレス作りたいとか仰ってました。
今回の件はイラスト自体は上記のbotさんよりマイルドだったと感じます。むしろちょっと感心しました、それっぽさをよく観察して理解して、描かれているなと。
そんな今に始まった芸風にもかかわらず、なんで午後ティー女子は燃えたんでしょうか。
ここから駄文が続くので先にまとめから言うと「レッテル貼りは失礼な行為で、それを面と向かってやったから怒られている」です。
まず前提として、このイラストは広告であるという事が重要ですね。しかし明らかに万人にむけて発信したものではない。
ということは狙いを定めた客層がいるはずです。今回の場合は恐らく10代~30代くらいの若い女性でしょう。
で、今回のはその女性を題材にして「あるあるネタの擬人化」を行ったんですね。
そしてここからがポイントなんですけど、基本的にあるあるネタって同じグループ内の人同士じゃないと面白くないんですよ。
皆さんが所属していたグループで「俺、アホだからな~」って感じに自虐を持ちネタにしてた人、いませんでしたか?
そんな時、通りすがりの上司や先生が「そうだな、お前アホだもんなハッハッハ」って肩をたたいて去っていった というのを想像していただきたいんですけど。
面白いですか?めちゃくちゃ空気悪くなりますよね。
同じグループでもなければ立場も違う部外者に言われたって不愉快以外の何物でもないでしょう。
要は「お前こういうのが面白いんだもんな」ってレッテル貼りするのに等しいわけで。レッテル貼りは目上の相手に直接言うことはまずありません。
つまりは面と向かって「私はあなたを同等以下に見ています」って言ってるんですよ。悪意があろうとなかろうと関係なく腹がたちますね。
それと同じなんじゃないでしょうか。
○○女子っていうのをあるあるネタとして笑いにできるのは女性から女性にむけた場合のみなんだと思います。横山夏子さんの女性店員のモノマネとかは全く嫌味な感じがしないし、シンプルながら破壊力バツグンで大好きです。
多分これを広告として出した人が「個人の女性」だったらここまで騒動にはならなかったと思います。実際イラストを描いた人は、たしか女性だったと思いますし。
でも広告したのは「大企業キリン」なんですよね。
こと日本において企業を性別に例えるとしたら、多くの企業がスーツを着た男性のイメージをされるのではないかと考えています。
女性でなければ立場も違う人が女性のあるあるネタを言ったら叩かれるに決まってますよ。
どうしてもやりたいなら、前もって女性のイメージキャラクターを用意してSNSで広報活動をしてもらうとか、企業に女性のイメージを植え付けるところから始めるべきだったと思います。
キリンがなぜああいった広告を打ったのか真意はわかりませんが、少なくとも悪手であったとは思うので、反省をふまえて頑張ってほしいですね。
関係ないですが動物のキリンのゲップには可燃性のメタンガスが大量に含まれていて、そんなゲップを1日に数百リットル分も出すそうです。
つまり午後ティーはキリンのゲップだった・・・?
【おしまい】